ほとんどのドローンが水平方向にしか撮影できないことにお気づきでしょうか。
海を真上から撮影すると中の岩や魚の様子まできれいに見えますし、崖や橋を飛び降りることなく見上げる映像をとれるのがドローンの良さです。
今回はそんな目的を叶えるドローン、Anafi(アナフィ)を余すところなくご紹介します。
Anafiの概要
Anafiは個人向けドローンの老舗であるフランスのParrot社が出した本格空撮ドローンです。
小型ながら4Kでカメラが回転するのが特徴のおしゃれなドローンです。
スペック表で見るAnafi|徹底的に撮影にこだわったドローン
撮影性能を極限まで高めたのがAnafiです。軽くて持ち運びやすく、高いカメラ性能なのにも関わらず10万円を切るコスパの良さです。
Anafi | |
価格 | 91,800円(2019/05/29現在) |
重量 | 320g |
バッテリー | 25分 |
制御距離 | 4㎞(コントローラー使用時) |
カメラ | 4K HDR、3軸ジンバル、2100万画素 |
プロペラガード | 無 |
FPV | 有 |
安定性 | 〇 |
屋外 | 〇 |
自動操縦 | Geofence、スマートRTH、Find My Drone、Follow Me |
撮影 アシスト |
Hyperlapse、Slow-Motion、Dolly Zoom、CineShots、SmartDronies、ロスレスズーム |
Anafiの特長
この章では、上で見たスペックが操縦者にとってどんな特徴になるのかを説明していきます。
180°上下するカメラでどんなアングルでも自由自在|ティルト
Anafiの一番の特徴はカメラが180°上下に回転することです。これにより真上からの撮影や、建物の下に潜り込んで上部の撮影が可能です。遊び心あふれるParrot社ならではの機能です。
ドローン随一の高機能カメラで色彩豊かに鮮明な撮影|4Kシネマ、3軸ジンバル、2100万画素
カメラも現行のドローンの中で随一の性能を誇ります。4Kよりもさらに鮮やかに映し出す4K HDRに機械式ジンバルに加えて撮影した映像をデジタルで重ね合わせて補正する電子式3軸ジンバル、静止画解像度が2100万画素です(iPhoneで1200万画素)。
最新AI搭載で自動操縦も画像補正も|電子式3軸ジンバル、自動操縦
AnafiはAIを搭載しています。これにより、上記デジタル画像補正や複数の自動操縦機能を実現します。他社製品とは異なる独自の自動操縦機能が豊富に搭載されています。一覧表を下記に示します。
Geofence | GPSで指定した領域内のみを飛行する機能です。禁止エリアやロストの危険がある区域を避けて飛行できるので、安心して楽しめます。 |
スマートRTH | 緊急事態(接続ロスト、バッテリー残量低下)の際に自動で出発地点に戻る機能です。 |
Find My Drone | ボタン1つでドローンからアラーム音を発生させ、マップ上で位置を確認することができます。これで無くすことはないでしょう。 |
Follow Me | 操縦者を完全自動制御で追尾する機能です。対象を認識しながら上下・左右・前後に自動制御します。 |
バラエティに富んだ撮影アシスト機能で今すぐSNSに撮影した映像を投稿しよう|撮影サポート
撮影サポートが充実しています。まるで操縦者の心情が透けているように撮影サポート機能が搭載されています。これらを組み合わせることで今すぐドローンYouTuberになれます。
以下の機能一覧を示します。
Hyperlapse | 撮影映像の早送り編集機能です。テレビでたまに見る1か月を10秒程度に早送りしたりすることができます。 |
Slow-Motion | スローモーション機能です。ドローンの視点でスポーツなどの動きをスロー再生することができます。 |
Dolly Zoom | 対象以外の背景をめまい効果でぼやかします。これで今すぐ映画監督の気分を味わえます。 |
CineShots | Reveal、Rise、360°、Zoom In/Outの4つの撮影モードがあります。視点を固定したまま上昇したり、高さを固定したまま回転したり、支店を固定してズームしたりできます。 |
SmartDronies | 上空からの自動セルフィー撮影機能です。最高の景色をバックにお仲間と撮影した写真をSNSにアップしましょう。 |
ロスレスズーム | 2.8倍まではっきりと映し出すズーム機能です。 |
操作性バツグン!ポケットから取り出して3秒で4㎞先まで時速55km|折り畳み、制御距離、最高速
Anafiはふと思い立った時にさっと取り出して、遠くまで一気に飛ばして景色を残すことができます。
折り畳み機構でコンパクトにカバンに収納が可能です。そして展開が簡単で初めてでも3章でできます。さらにプロポを使用すると4㎞先まで制御可能で、時速55kmまでスピードが出ます。
まとめ|メリット&デメリットとこんな方におすすめ
特徴
- ドローン随一の撮影性能|カメラ、撮影サポート、自動操縦
- AI搭載|撮影サポート、自動操縦
- おしゃれなデザイン
悪い点
- 衝突回避機能なし(屋内には不向き)
- 安定性もDJIと比較すると劣る
こんな方におススメ
- ミドルレンジに挑戦したいが10万円は高いという方
- 撮影にこだわりたい方
- 人とは違っていたい方