カメラ付きドローンの選び方完全ガイド|性能の説明とおすすめドローン6つ

この記事ではカメラ付きドローンの性能の説明と製品比較を行います。製品ページを見るとフルHD?1080p?〇〇画像?とよくわからない用語が並ぶと思います。そこで、まず用語の説明をし性能の見方を理解し、用途別にどの性能を気にすべきかを説明し、おすすめ製品をご紹介します。用語説明などはいらない方は飛ばしてご自身の気になる個所からお読みください。

カメラ付きドローンを選ぶ前に、性能の見方を理解しよう

早速、カメラ性能の見方を確認していきましょう。

  1. 静止画に関する性能
  2. 動画に関する性能
  3. カメラの機能に関する性能
  4. アプリケーションに関する性能
  5. 機体に関する性能

静止画に関する性能|解像度、ピクセル数、pix

こちらではカメラの静止画に関する性能について説明します。

解像度、ピクセル数、pix

主に画像のきめ細かさを決めるのがこの画素数です。同じ意味でピクセル数や〇〇×〇〇pixと表記される事もあります。ドローンに搭載されているカメラの画素数は100万画素〜2000万画素くらいになります。遠距離の空撮(景色など)に使用する場合は1000万画素程度は欲しいところです。近距離での撮影用途なら数100万画素あれば足ります。画素数のイメージが湧かなければiPhoneを参考にしてみて下さい。iPhone6で800万画素、iPhone Xで1200万画素です。

動画に関する性能|HD、フルHD、4K、○○p、fps

こちらではカメラ撮影の動画に関する性能について説明します。

HD、フルHD、4K|動画のきめ細かさ

HDやフルHD、4Kなどは動画の画素数の定義です。テレビなどでも4Kや8Kと聞いたことがあるかと思いますが、あれは、縦・横の画素数が決まっています。下記に一覧表を示します。

<動画の解像度一覧表>

  • SD=720×480=345,600画素(約30万画素)
  • HD=1280×720=921,600画素(約100万画素)
  • フルHD=1920×1080=2,073,600画素(約200万画素)
  • 4K=4096×2160 or 3840×2160=8,847,360 or 8,294,400画素(約800万画素)
  • 8K=7680×4320=33,177,600画素(約3000万画素)

〇〇p|動画のきめ細かさ(YouTube等で使用)

YouTubeの設定を開くと360p、480p、720pなどと画質を選択できると思います。これは、動画を転送する際の分割数を差し、上記動画解像度とリンクします。こちらも一覧表を示します。

<動画の解像度一覧表>

  • 480p:SD=720×480=345,600画素(約30万画素)
  • 720p:HD=1280×720=921,600画素(約100万画素)
  • 1080p:フルHD=1920×1080=2,073,600画素(約200万画素)
  • 2160p:4K=4096×2160 or 3840×2160=8,847,360 or 8,294,400画素(約800万画素)
  • 4320p:8K=7680×4320=33,177,600画素(約3000万画素)

fps|動画の滑らかさ

動画の滑らかさを決定するのがこのfps(frame per rate)です。ご存知の方も多いかもしれませんが動画は静止画を高速で入れ替えることで動きを表しています。原理的にはパラパラ漫画です。そして、fpsとは1秒間に入れ替わる静止画の数を表しています。このfpsが多いほど少しずつ変化するので動画が滑らかに見えます。現状ですと高性能のもので60fps、通常で30fps程度となります。

カメラの機能に関する性能|〇軸カメラ、画角、FPV、ブレ補正、顔認証

〇軸カメラ、ジンバルカメラ、ブレ補正|カメラの回転軸数

2軸カメラ、3軸カメラ、ジンバルカメラなどはカメラの回転軸の数を表しており、動きを伴う撮影の場合に役立ちます。

2軸カメラ
上下方向のティルトと回転方向のロールのブレ補正機能が搭載されているのが2軸カメラです。前後の動きがある映像を取る際などに非常に有効です。

3軸カメラ
上下と回転に加え、水平のブレ補正が出来るのが3軸カメラです。画面上の横井堂が伴う動きにも不正が可能です。

ジンバルカメラ
ジンバルとは簡単に言うと回転軸のことで、一般にジンバルカメラとは3軸ジンバルカメラのことを指します。これは上下・前後・左右方向に回転軸がついており、3方向へのブレ補正機能がついていることを意味します。

画角|カメラの撮影角度

カメラの撮影可能な角度のことを指し、レンズの焦点距離から算出されます。広角カメラは広い視野を撮影するのに向いており、望遠レンズなどは挟角となります。

FPV|ドローンからの視点で操作可能

FPVはドローンにのっている視点をリアルタイムで送信者が確認できるようにした機能です。室内などの細かい方向転換が必要な場合や、細かな動きを撮影したい場合に非常に有効です。

顔認証、自動追尾|人物にフォーカスを合わせる

デジカメやスマホにも搭載されている機能です。人の顔をロックし、そこにフォーカスを合わせ、動いたとしても人にフォーカスを合わせて追いかける機能です。

アプリケーションに関する性能|SNS連動

SNS連動

アプリケーションに関しては、SNS連動機能が非常に有効です。撮影した映像をスマホ上のアプリからInstagramやTwitterへ、簡単にアップできる機能です。

機体に関する性能

ホバリング

安定して空中にとどまり続ける機能です。自撮りや、定点での監視などの時に非常に有効です。

バッテリー時間

バッテリー時間が長いと飛ばしてからの調整に時間をかけて撮影ができるので、慣れない方には便利な機能です。

大きさ

持ち運びや飛行申請に関わるのが機体の大きさです。200gを超えると飛行申請が必要であったり、持ち運ぶ際にあまり大きいと大変な場合もあるので、ご自身の用途に合わせて選びましょう。

自動操縦機能

自動操縦機能があると比較的簡単にきれいな構図で撮影ができます。例えば、近い距離で人物を撮影し、その後、引いて全体を撮る映像を見たことはないでしょうか。あのような、撮影がボタン一つでできるようになります。さらに、複数の自動操縦機能を組み合わせることで様々な撮影ができるようになります。

撮影シーン別|チェックするべき性能とは?

この章では、各用途ごとに、上で説明した性能のうちどの性能がどの程度あればその用途で使うのに適しているかご説明します。

  1. 風景を撮影する|〇軸カメラ、動画解像度
  2. イベントで使用する|顔認証、広角レンズ
  3. 人物を撮影する|顔認証、ブレ補正
  4. スポーツなど動きのあるものを撮影する|3軸ジンバルカメラ、fps
  5. 点検などで使用する|安定性、高画質(静止画)

風景を撮影する|〇軸カメラ、動画解像度

風景を撮影する場合は、〇軸カメラと動画解像度に着目するとよいでしょう。YouTubeでアップされている風景映像は、2軸カメラ・フルHDや、3軸カメラ・4Kのカメラを搭載したドローンを使用している場合は多いです。価格を抑えたい場合は2軸ジンバルカメラ・フルHD、より質にこだわりたい場合は、3軸ジンバルカメラ・4K搭載カメラにすることがおすすめです。

イベントで使用する|顔認証、広角レンズ

イベントで使用する場合は、各人の顔認証機能がついている方が良いでしょう。さらに全体を撮影できるように広角レンズタイプの方が良いかもしれません。

人物を撮影する|顔認証、ブレ補正

人物の撮影をお考えの方は、もちろん顔認証機能搭載のものが良いでしょう。さらに、ブレ補正機能が搭載されているものの方が、大事な場面でぶれてよく見えないことを防げます。

スポーツなど動きのあるものを撮影する|3軸ジンバルカメラ、fps

スポーツなど動きがあるものを撮影する場合は、3軸ジンバルカメラ搭載のもので動きがあっても滑らかに撮影できる、かつ、fpsを60程度で早い動きにも対応できるものにするとダイナミックな映像も滑らかに撮影できます。

点検などで使用する|安定性、高画質(静止画)

今後、点検など職業ドローンパイロットをお考えの方は、機体の安定性が高く、静止画の解像度が高いものを選ぶと良いでしょう。安定性が高いと、点検中に問題のある箇所を詳しく調べるために、その場にとどまり続けることが可能となり、静止画の解像度が高いと、点検の報告書に載せる際に便利です。

おすすめカメラ付きドローン6つ

この章では、カメラ付きドローンを本格派の40万円程度の価格帯から1万円程度の価格帯まで6つのおすすめドローンをご紹介します。

  1. 王者!カメラ性能◎機体性能◎|Mavic 2 pro
  2. ダイナミックなアングルで撮影したい方、人と違ったものが良い方|Anafi
  3. 本格派!職業ドローンパイロットを目指すならこちら|Inspire 2
  4. 初めての空撮!DJIの質の高さと価格のバランスが◎|Spark
  5. お手頃カメラ付きトイドローン|tello
  6. オンナノコズのPVでも使用!臨場感あふれるFPV|TINY WHOOP

王者!カメラ性能◎機体性能◎|Mavic 2 pro

カメラ付きドローンで2019年3月度現在、王者と呼べるのがDJI社Mavic 2 proです。静止画解像度2000万画素、動画解像度4K HDRの3軸ジンバルカメラ搭載で最大バッテリー時間30分、かつ、全方位障害物検知センサー搭載と機体性能、カメラ性能ともに非常に良いです。価格は18万円程度ですが、安定性も抜群で、DJI社の自動操縦機能(ジェスチャーコントロール、インテリジェントフライトなど)も搭載しており、持ち運びに便利な小型(800g)のドローンです。DJIの大型機のPhantomやInspireに比べても全く引けを取らないうえで小型なので、空撮、点検、自撮りすべてに対応できるおススメの逸品です。
※4K HDR:4K High Dynamic Rangeの略。4Kより明るさの幅大きくなり、映像が鮮明になります。

ダイナミックなアングルで撮影したい方、人と違ったものが良い方|Anafi

ダイナミックなアングルで撮影したい方やDJI社以外のドローンを試してみたい方は3軸ジンバルカメラで静止画解像度2100万画素、4K HDRの動画解像度のAnafiがおススメです。180度ティルト(上下方向に180度回転)機能がついており、価格が8万円程度です。Mavic airが10万円程度と2万円くらい安いことに加え、Anafiは3軸カメラと180度ティルトがついており、他の製品にはない特徴です。これだけ聞くと、圧倒的に高性能な気がしますが、安定性はDJIに軍配が上がるようです。
※4K HDR:4K High Dynamic Rangeの略。4Kより明るさの幅大きくなり、映像が鮮明になります。

本格派!職業ドローンパイロットを目指すならこちら|Inspire 2

お仕事でドローンの使用を検討しているなら、本格派のDJI社Inspireがおススメです。40万円程度で6Kの動画解像度、2080万画素の静止画解像度で、20分以上のバッテリー時間で最大94㎞/hが出る高級ドローンです。

初めての空撮!DJIの質の高さと価格のバランスが◎|Spark

小型ドローンで質が高いのがDJI社のSparkです。6万円程度でカメラ性能は1200万画素、1080pの2軸ジンバルカメラ搭載です。また、DJI社のアプリケーションを使用することで、手の動きで操作するジェスチャーコントロールや、映画のようなカメラムーブメントが出来るインテリジェントフライトなどの自動操縦機能がついています。さらに、SNS連動機能も付いているので、撮影した動画を簡単にアップロードできます。

お手頃カメラ付きトイドローン|tello

1万円台で買えるカメラ付きお手頃ドローンがDJI社のtelloです。トイドローンの中では安定性も良く、画像が500万画素、動画はHDと空撮用途の最低限の性能は担保されています。動画は多少ぶれるので、別売りのジンバルが必要かもしれませんが、写真なら十分に鮮明な画像が撮れます。

オンナノコズのPVでも使用!臨場感あふれるFPV|TINY WHOOP

小型で操作性が良くFPV機能も付いており、レース用途でも使えるドローンがTINY WHOOPです。オンナノコズのPVで学校の中で生徒役の人たちの間をきれいに通り抜けて撮影しています。価格も1万円程度で500万画素であり、カスタマイズもできるのでDJI以外を使ってみたい方はこちらがおすすめです。

まとめ

今回はカメラ付きドローンの性能の説明と用途別に関連する性能の説明、おすすめドローンのご紹介を行いました。